タイ語の発音と声調について

タイ語の発音は母音が9つと子音が20個程(文字にすると42個ありますが発音が重複)あります。

日本語よりも発音数が多いので難しく感じる人もいるかもしれませんが、日本人であれば英語を覚えるよりも簡単です。

以下のように覚えてください。
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タイ語の発音

タイ語の母音には9つの発音がありますが日本語が喋れる方であれば練習さえすれば簡単にマスターできます。

特に「ʉ」「ɛ」「ɔ」この3つは簡単な上にタイ人っぽい発音がすぐできるようになるので頑張りましょう。

a:日本語の「あ」
i:日本語の「い」
u:日本語の「う」
e:日本語の「え」
o:日本語の「お」
ʉ:「い」の口で「う」と発音
ɛ:「え」より大きく口を開き「え」と発音
ɔ:「お」より大きく口を開き「お」と発音
ə:「え」の口で「う」と発音

覚えるのは日本語のあいうえお以外の4つだけです。

また、その4つも全て口の形を変えて、日本語と同じ発声をするだけですので、いかにタイ語の母音が日本人にとっては学びやすいことが分かるかと思います。

また、母音には上記の短音に以外にも長音があります。

日本語で言えば「ー」伸ばし棒です。

aa:「あー」
ii:「いー」
uu:「うー」
ee:「えー」
oo:「おー」
ʉʉ:「い」の口で「うー」と発音
ɛɛ:「え」より大きく口を開き「えー」と発音
ɔɔ:「お」より大きく口を開き「おー」と発音
əə:「え」の口で「うー」と発音

細かくは異なる母音同士の組み合わせのもの(ex.ia,ua等)もありますが、上記を覚えれば読めますので割愛します。

子音は分類的には3種類に分類されます。

「無気音」「有気音」「有声音」です。

細かい話しをすると小難しく感じますので感覚で覚えてしまいましょう。

k:英語の「g」
c:英語の「j」
t:英語の「t」
p:英語の「p」
d:英語の「d」
b:英語の「b」

kとcに関しては英語とは異なる発音になりますのでそこだけ注意してください。

厳密には「p」等も若干「b」のような発音に近くなりますが、ほぼ聞き取れません。

kh:「k」の発音のあとに「っ」
ch:「ch」の発音のあとに「っ」
th:「t」の発音のあとに「っ」
ph:「p」の発音のあとに「っ」
f:「f」
s:「s」
h:「h」

kh,ch,th,phのあとのhは息を吐くだけの音になります。

日本語で言えばちいさい「っ」みたいな役割です。

khɔ́ɔp khun khráp(コッープクンクッラップ)

タイ語を勉強されていない大体の日本人がコップンカップといった発音になってはいますが、自然とkhɔ̀の部分を「こっ」という感じでちいさい「っ」が入って発音されているかと思います。

また、丁寧語になるkhrápの部分はクラップが正式な読み方ですが、日本語のら抜き言葉のように省略されてらが抜けてカップと発音されています。

既に発音できている人がほとんで、日本語とほぼ同じですのであまり難しく考える必要はありません。

ŋ:英語のsongの「ng」と同じ
n:「n」
y:「y」
l:「l」日本語のらりるれろと同じ
r:「r」舌を巻き舌にして少し震わせる感じ
w:「w」
m:「m」

次はタイ語の声調についてです。

声調は音の高低になり、タイ語には5つの声調があります。

a:平坦な音
á:語尾を上げる。日本語の「～ですか？」の「か」と同じ
à:語尾を下げる。
â:語尾を上げ下げ
ǎ:語尾を下げ上げ

âとǎが日本の声調にはありませんが、最初は顔を上げ下げしながら発音すると自然と声調がそのようになりますので練習してみてください。

ボイストレーニングで高音低音を行き来するのと似たような感覚でしょうか。

下記の表を参考に発音してみてください。

ここまでの発音記号で下記のいくつか単語も読めるかと思いますので発音の練習に使ってみてください。

chʉ̂ʉ(名前)
càak(～から)
thai(タイ)
yîipun(日本)
pràtheet(～国)
phaasǎa(～語)
khun(あなた)
klàp(帰る)
mâipenrai(どういたしまして/大丈夫)